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VOL.35 NO.4 '19/冬 <年頭所感>

~質的向上に向け、それぞれがやり遂げる強い意志を持ち実行に移そう~

 新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、昨年に益して、よい年を迎えられたことと思います。

◆今年の干支が意味するもの

 昨年の干支は戊戌(つちのえ・いぬ)でした。戊戌の年は、草木が生い茂り成長は絶頂期に達し、成った実を収穫するという年でした。

今年の干支は、己亥(つちのと・い)です。己(つちのと)は、草木が生い茂り、その成長が終わり整然としている状態を示しています。亥(い)は、草木が枯れ落ちて種の内部に草木の生命がこもっている状態をいいます。

つまり、己(つちのと)は、完成した自己や成熟した組織が、足元を固めて、次の段階を目指す準備をする年ということです。亥(い)は、これまで積み上げてきた努力が成果として実り、全てが種に内包され芽吹く準備をする年と言えます。

◆第10次中期経営計画の総まとめを

 2016年度にスタートした第10次中期経営計画が、この2018年度に終了を迎えます。

まずは、3年間の活動において、どのような成果があったのか、能力や仕事の仕方に質的な向上は見られたのかを、組織として、個人としてしっかり振り返ってください。

そして、ラストスパートで最終成果へと繋げるとともに、やり残したことを明確にし、次年度への課題整理をお願いします。

◆新たな時代に向け質的向上に取り組もう

 2018年度、当社は創業100周年を迎えました。諸先輩方のご努力により、多くのお客様からの信頼を得て、事業を継続することができました。

この100年で、国内、海外とも拠点を増やし、グループ全体の従業員数も2000人を超えるなど、時代環境の後押しもあり、結果として量的には拡大いたしました。しかし、今後、増々変化のスピードが速まる事業環境において、量的拡大では対応できないことは明白です。我々にせられた課題は、創業101年目となる今年を皮切りに、質的向上へと成長の質を変えることです。商品・サービスの質、業務の質、人的な質など、様々な質の向上を目指し、より高い付加価値を生み出す事業体質を作り込むことが必要なのです。建材本部においては、ガラス、サッシという独立した商品から、窓一体としたとらえ、いかに高い付加価値を生み出していくかということ。そして、サッシメーカーとの共同体制を模索し、必要とされる機能を確立することです。

自動車部品本部においては、ミラーの電子化に向けた具体的対策の推進、徹底した品質保証体制の確立と原価低減策の推進、海外生産拠点の安定稼働と収益改善策の推進です。

経営管理本部では、持続的成長を可能とする次世代人材の育成と情報システム・経営管理システムの構築です。これらの方針に基づき、質的向上を徹底してください。

◆「Will」の実現に向けて

 創業100周年記念祝賀会で、石﨑本店のブランドスローガンが発表されました。そのスローガンが「それって、Will。」です。「Will = 意志」とは、いったい何でしょう。それは、時代とともに、つくるものは変わっても、どんなに技術が進歩しても、変わらないものがあります。お客さまが感動する製品をつくりたい、その思いを商品にして社会の役に立ちたい 。

創業以来、長い歳月をかけて紡いできたその強い意志と具体的実行に移しやり遂げる気概を「Will」という言葉に込めているのです。前述した質的向上は、この「Will」を実現するためのものです。

このスローガンの意味をしっかり理解していただき、やり遂げようとする強い気概をもって、「Will」の実現に邁進して行きましょう。その個々の強い思いの結晶が石﨑本店としての大きな「Will」の実現へと繋がって行きます。

◆将来を見据えた新たな取り組みを

 冒頭でお話ししましたように、今年の干支は己亥(つちのと・い)です。これから時代に向けて大きく羽ばたくために、種に力をしっかりと蓄える年となります。

これから大きく変化する環境の中で、質的向上を成し遂げるための具体的計画を立案し、2019年度からスタートする第11次中期経営計画でその実現に向け動き始めることになります。これまで築き上げてきたものをベースに、一人ひとりが強い「Will=意志」を持ち、新たな取り組みと革新に向け、大きな実を実らせるための種をしっかり仕込んでまいりましょう。

 最後になりましたが、今年も皆様にとってより良い一年となることをお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

                                          代表取締役社長 石﨑信三  

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